華為(ファーウェイ)技術有限公司の次世代データセンター発表会が26日に広東省東莞市で行なわれた。発表会では、ファーウェイの次世代データセンターの理念と新しい電力供給ソリューション「Power POD(パワーポッド)3.0」が世界に向けて発表された。中国新聞社が伝えた。
ファーウェイの楊友桂・上級副総裁は発表会で、次世代データセンターの特徴として、(1)低炭素・共生(2)融合・ミニマル(3)自動運転(4)安全・信頼性——の4点を挙げ、次のように説明した。
低炭素に向かう時代には、データセンターは複数種類の資源の高効率の利用・回収により注目すべきだ。
融合・ミニマルは、データセンター自身の形態の進化スタイルを物語る。フレームをミニマルにすることで、建物とマシンルームの新たな形態を生み出すことにより、1千台のラックを擁するデータセンターの建設サイクルをこれまでの18ヶ月から6-9ヶ月に短縮する。温度管理をミニマルにすることにより、自然の冷却源を最大限に利用し、複数回の熱交換を1回にし、冷却回路を短縮し、冷却効率を高めるようにする。
自動運転は、データセンターの運営および運用・保守の管理モデルを再構築する。運用・保守を自動化することで、マシンラック2千台の巡回検査が5分で完了する。エネルギー効率を自動的に最適化することにより、140万通りあるアルゴリズムの組み合わせの中から最良の冷却プランを1分で推定し、単なる冷却からスマートな冷却への転換を実現する。自主運営により、資源の価値を最大限に引き出す。
安全・信頼性は、データセンターの質の高い持続可能な発展を保障する。人工知能(AI)による予知保全を通じて、主体的な安全を実現する。アーキテクチャの安全により、セキュリティのディフェンスラインを全方位的に構築し、システムの可用性を99.999%まで高める。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年5月27日