江西省南昌市東湖区の滕王閣広場PCR検査所では3月24日、ボランティアの李煥秋さん(52)が、PCR検査に訪れた聴覚障害者に手話サービスを提供していた。
李煥秋さんは、南昌市啓音学校(元南昌市聾唖学校)の中学上級教員で、自身も聴覚に障害がある。
南昌市では3月19日から、2度目となる広範囲PCR検査がスタートした。続けて3度目の検査が始まったとき、李さんは、滕王閣広場PCR検査所の「愛心通路」の傍らで待機して、検査に訪れた聴覚障害者に手話サービスを行い、検査の流れを説明して検査場に誘導した。また、彼らに日常生活上での感染予防のための注意点を知らせた。
PCR検査が実施されるたびに、李さんは早い時間から検査所に赴き、ずっと待機し続けた。午後になって、その日の検査が全て完了すると、ようやく帰宅した。
李さんは、「聴覚に障害のある人たちがスムーズに検査を受けられるよう手助けできることは非常に嬉しい」としている。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年3月25日