第一財経ビジネスデータセンター(CBNData)の「健康生活消費動向報告」のよると、消費者の72%が「口腔のトラブルが他の人と接する時の自信に影響を及ぼす」、67%が「口腔のトラブルが外見や見た目に影響を及ぼす」との見方を示していた。歯のホワイトニングや息のリフレッシュのために使われる口腔ケア製品、特に口紅と一緒にポーチに入れておくことのできる洗口液や口臭ケアアイテムは、ある意味コスメ商品に近いかもしれない。広州日報が報じた。
あるECプラットフォームで「口腔」と検索すると、洗口液や歯の酵素入りホワイトニングパック、口臭ケアスプレー、息リフレッシュカプセルなど、いろんなシーンで使え、いろんな消費者層のニーズを満たすことの出来る商品が大人気となっていた。こうした商品の価格は2桁程度(1元は約19円)で、その売上数量も好調となっていた。
見た目がオシャレで、効果的で、持ち運び便利で、コストパフォーマンスの高い口腔ケア商品は、洗面台だけでなく、パーティや職場といったいろんなシーンでも見かけることができるようになっている。「95後(1995-99年生まれ)」の女性・酷拉さんは、「外出する前に、必ずポーチに息リフレッシュカプセルを入れる。自分でも使うし、友人や同僚にもあげる。これは他の人と仲良くなる秘訣」と笑顔で語る。持ち運んで、友人などにもあげるため、見た目がオシャレな使い切りタイプの洗口液も持ち歩いているといい、白桃やグレープ、ルビーグレープフルーツといったフルーツの香りが人気という。
口腔ケア商品をめぐる競争において、経験あるブランドは今、「若年化」を試みている一方、新鋭のブランドはより斬新な商品を追求しており、フレッシュで遊び心ある商品を通して、少しでも長く生き残ることができるよう取り組んでいる。しかし、専門家は、「参戦者が増えるにつれて、流行を追って新しい物を求めるだけでは、若い消費者を長期にわたって抱え込むことはできない。そうするためには、自分たちのコア競争力はどこにあり、他の企業にはない得意分野が何なのかをじっくりと考える必要がある」と指摘している。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年3月25日