2022年全国两会

「天鯤2号」衛星、近日中に打ち上げへ

人民網日本語版 2022年03月04日15:35

全国人民代表大会(全人代)代表で中国航天科工集団第二研究院党委書記の馬傑氏は北京市で、「天鯤2号」が最終調整段階に入っており、近日中に打ち上げられる予定と明らかにした。同衛星は「天鯤1号」の高機能密度の特長を継承しつつ、より低コストでより小型化という長所を持つ。今回の飛行試験では、超小型衛星プラットフォーム全体など複数のキーテクノロジーの検証が行われる。中国新聞網が伝えた。

天鯤1号と天鯤2号はいずれも、中国航天科工集団第二研究院が全体の研究・製造を担当。中国航天科工集団初の独自に研究・製造した衛星の天鯤1号が2017年3月に打ち上げられた。中国の小型低軌道汎用衛星プラットフォームの種類を広げた。天鯤1号は2022年2月時点で約80GBのリモートセンシングデータを生成し、地上から約5万8000件の指令を受信・処理し、約7300回の衛星対地球観測・制御を行った上、予定の期間を延長し稼働し続ける。天鯤1号は3月3日に、軌道上への打ち上げから5周年の「誕生日」を迎えた。

天鯤1号の成功経験を受け、第二研究院が全体の研究・製造を担当する中国初の低軌道ナローバンド衛星ネットワーク試験衛星が2018年12月、軌道上に打ち上げられた。第二研究院はこの衛星により、ネットワーク衛星全体、衛星搭載Kaバンドフェーズドアレイアンテナ、フェーズドアレイユーザー端末などの透過伝送衛星ネットワーク技術をさらに確立した。また「センサーネットワーク宇宙転送」「衛星ネットワーク+4G+短波アドホックネットワーク構築」マルチネットワーク融合、「衛星ネットワーク+5G+IoT(モノのインターネット)」海上融合ネットワーク構築試験、「5G+高・低軌道衛星ネットワーク」業務融合などのモデル応用を相次いで展開した。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年3月4日

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