2022年北京冬季パラリンピックが3月4日に開幕するのを前に、北京ゾーンと延慶ゾーン、張家口ゾーンの選手村がこのほど開村し、各国・地域の選手団が続々と入村している。人民網が各社の報道をまとめて報じた。
パラリンピックの選手村3ヶ所はいずれも冬季五輪の選手村のセッティングなどを変更して使われている。調整期間中、国際パラリンピック委員会(IPC)のマークや北京冬季パラリンピックのエンブレム、大会マスコット・シュエロンロン、競技種目マークなどに交換され、景観が調整されたほか、バリアフリー施設なども調整された。
北京選手村(写真提供・中国障碍者事業新聞宣伝促進会)。
スイス選手団が選手村のイルミネーションの画像をアップ
スイス選手団
スイス選手団は26日、公式インスタグラムアカウントに選手が北京に到着してから撮影した画像をアップ。ボランティアがシュエロンロンが描かれたプラカードを持って歓迎しているほか、選手村のイルミネーションも映っている。
スイス選手団が出発した際の笑顔を浮かべた選手の様子や上空から撮影した中国の地上の様子、防護服を着たグランドスタッフ、シュエロンロンが描かれ「北京へようこそ」と書かれたプラカードを持って歓迎するボランティアなどの画像をアップした。
同日夜、スイス選手団は選手村の夜景の画像もアップした。
ブラジル選手団が選手村の施設を高く評価
ブラジルパラリンピック委員会が発表した情報によると、ブラジル選手団の一部のメンバーは26日に中国入りし、張家口ゾーンの選手村に入村。選手村施設の高く評価した。
ブラジル選手団の唯一の女性選手であるアイリーン・ロシャ選手は、「この選手村が大好き。部屋は広々としている。入村した時から、主催者から至れり尽くせりのもてなしを受けている」と話す。
アイリーン・ロシャ選手の部屋
ブラジルのクリスチャン·リベラ選手(19)は、「選手村内のライトはとても明るく、ショップやゲームルーム、ジムといった施設は非常に素晴らしい」と絶賛するほか、ロバートソン・ルラ選手(29)も、「選手村は、選手の遊び場。ここで、みんなが一堂に会する。出発前から中国に行くのをとても楽しみにしていて、ここに来て全てが現実となった」と気持ちを高揚させている。
夜も明るい張家口ゾーンの選手村
パラリンピック開催期間中の3月11日に24歳の誕生日を迎えるというウェスレー・ドスサントス選手は、「選手村はとても素晴らしい。ここで試合に参加できるなんてとてもワクワクするし、達成感がある。試合をとても楽しみにしている」と話す。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年2月28日