王毅国務委員兼外交部長(外相)は24日、ロシアのラブロフ外相と電話会談を行った。新華社が伝えた。
ラブロフ外相は、ウクライナ情勢の推移とロシア側の立場を説明。「米国とNATOが約束に背き、東への拡大を続け、ミンスク2の履行を拒み、国連安保理決議第2202号に違反したため、ロシア側は必要な措置を取って自らの権益を守らざるを得なくなった」と述べた。
王部長は「中国側は一貫して各国の主権及び領土的一体性を尊重している。同時に我々は、ウクライナ問題には複雑で特殊な歴史的経緯があることを目にしており、安全保障問題におけるロシア側の合理的懸念についても理解している。中国側は、冷戦思考を完全に捨て去り、対話と交渉を通じて、均衡の取れた、実効性のある、持続可能な欧州の安全保障体制を最終的に形成すべきであると主張する」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年2月25日