中国はいかにして国際対話をより豊かなものにするか 国内外の学者が注目

人民網日本語版 2021年06月21日14:57
中国はいかにして国際対話をより豊かなものにするか 国内外の学者が注目
国際学術フォーラムである第3回「グローバル化時代におけるコミュニケーション、メディアと政府ガバナンス」が18~20日、テレビ会議の形式で開催された。(撮影・鮑宜静)

中国はいかにして国際対話をより豊かなものにするか。国際学術フォーラムである第3回「グローバル化時代におけるコミュニケーション、メディアと政府ガバナンス」で、この点がフォーラムに出席した学者達の注目を集めた。中国新聞網が伝えた。

第3回「グローバル化時代におけるコミュニケーション、メディアと政府ガバナンス」(主催:中国伝媒大学、米National Communication Association<NCA>)が18~20日にテレビ会議の形式で開催され、中国、米国、ロシア、メキシコ、パキスタン、バングラデシュなどの学者や業界関係者50人余りが出席した。

会議には、「ドキュメンタリーと社会正義」、「『一帯一路』(the Belt and Road)発展のチャンスと挑戦」、「ポストコロニアリズムとグローバル・サウス」の3つの分科会が設けられた。国内外のコミュニケーション学の学者が、近年の貧困削減・保健分野における中国の際立った貢献、「一帯一路」イニシアティブの沿線諸国のインフラ整備と社会発展への作用などについて議論した。

中央広播電視総台「中国国際放送局(CRI)」総裁、編集長の范建平氏は、「新型コロナウイルス感染拡大下の国際コミュニケーションの新たな変化」をテーマに、新型コロナの感染拡大がメディア、SNS、一般の個人などコミュニケーションの主体にもたらした深い影響について語った。

「ドキュメンタリーを含む多くの手段の助けを借りて、中国のストーリーをしっかりと語り、鮮明な中国の特色ある戦略的コミュニケーションシステムを構築することは、我々のポストコロナ時代における国際コミュニケーションの重要な課題だ」。中国伝媒大学テレビ学部教授、博士課程指導教官、中国映画・テレビ学会ドキュメンタリー専門委員会事務局長の李智氏は、ドキュメンタリーの非虚構性には、真実の立体的かつ全面的な中国を示す実践と一致するところがあり、文化を超えて中華文化や中国のディスクールを広め、感化力ある中国のイメージを築く助けとなることを強調した。

NCAの董慶文主席(国際協力担当)は、「この会議は国際的枠組みで学術的議論を行う機会を提供し、異なる地域の学者、異なる考えや視点を一つに結び付けた」と述べた。NCA元会長のStephen John Hartnett氏は、「国連のミレニアム開発目標」の観点から、各国間の相互理解と相互協力という目的を達成するため、今回の会議で平等・公正・国際化という視野に立った意見交換や議論が繰り広げられたことを強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年6月21日

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