中国国家疾病予防管理局(北京市海淀区知春路14号)が13日10時、正式に発足した。
国家疾病予防管理局は国家衛生健康委員会の下に置かれ、感染症の防止・抑制及び衛生監督政策の策定、疾病予防・抑制システムの構築の指導、感染症の監視・警戒システムの計画と指導、疾病抑制研究体制の構築の指導、公衆衛生監督・管理、感染症防止・治療監督などを担う。
中国工程院院士の鍾南山氏は、「国家疾病予防管理局の発足には新型コロナウイルス感染症の感染拡大が大きな後押しになったと思う。新たな機関の発足は予防・抑制戦略の前進を意味し、『治療中心』から『人々の健康中心』への転換に寄与する。カバー範囲の比較的広い国家疾病予防抑制機関の設置により、我が国の疾病予防・抑制水準と治療能力を全面的に高めることができる。また新たな機関の発足は、我々が公衆衛生上の突発的事態により良く対処し、全国の力を結集・動員して予防・抑制の取り組みを行う上で助けとなる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年5月13日