中国、一部の都市でインドで見つかった新型コロナウイルスの変異株を確認

人民網日本語版 2021年04月30日16:04

インドの深刻な新型コロナウィルス感染状況が、世界の感染状況を再びピークへと押し上げている。では、私たちはこのような現状からどのようなことに気を付けるべきだろうか?中国国務院共同対策メカニズムが4月29日午後に開いた記者会見で、中国疾病予防管理センターの疫学首席専門家・呉尊友氏は、「インドで感染が爆発的に拡大した影響で、アジアの一部の国でも感染が急速に拡大しているため、我々は再び警戒を高めなければならない。新型コロナウイルス対策はまだまだ終わりではなく、同時にその対策の難しさ、複雑さを教えてくれ、感染拡大は繰り返し、長期的に起こるものであることが分かる」との見方を示した。北京日報が報じた。

呉氏によると、中国の一部の都市でインドで見つかった新型コロナウイルスの変異株が確認されており、注目を集めると同時に、懸念をもたらしている。実際には、新型コロナウイルス感染拡大が発生して以来、ウイルスは絶えず変異している。そして、拡大が収束しない限り、ウイルス変異は今後も続く。どんな変異が起きたとしても、その伝播を断ち切ることは可能で、断ち切ってその感染流行を防ぐことさえできれば、新たな変異株の発生も防ぐことができる。そのため、徹底的な感染対策が最も重要で、そうすることで変異株の流行を防ぎ、新たな変異の発生も防ぐことができる。

中国では5月1日のメーデーに合わせて5日までが5連休になることについて、呉氏は、「旅行に行く場合は、前もって合理的な計画をし、個人レベルの感染対策を行わなければならない。また、常態化している感染対策を必ず徹底的に講じ、人が大勢集まる活動や大型の会食などを計画したり、参加したりしないこと。旅行に行く前には必ず周到な準備をし、マスクや消毒用のウェットティシュ、殺菌用アルコールジェルなどを用意して感染対策を講じてほしい」と呼び掛けている。(編集KN)

「人民網日本語版」2021年4月30日

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