黒竜江省大興安嶺呼瑪県は27日夜、春が訪れ、中国とロシアの国境を流れる黒竜江(アムール川)の呼瑪区間371キロが前年より6‐7日早く解氷・流氷期を迎えたと発表した。呼瑪県の複数の当局は、増水による川の氾濫を防ぐための対策を全力、かつ秩序立てて展開している。中国新聞網が報じた。
解氷の様子をカメラに収める観光客ら(撮影・王■、■は女へんに亭)。
解氷の時期になると、川には壮大な景色が広がり、季節が移り変わる時に、大自然が見せる独特で美しい表情を堪能することができる。大きな氷が水に浮かぶ川は独特な自然の景観を織りなし、情緒あふれる山水画が広がるような神秘的な雰囲気を醸し出す。
黒竜江の解氷を見るのは初めてという天津から来た観光客・李建成さんは、「友人から聞いて、呼瑪県に旅行に来た。何日も待って、やっと解氷を見ることができた。その景色は圧巻。ショート動画をたくさん友人に送ったところ、皆とても素晴らしいとコメントしてくれた」と話す。
解氷した黒竜江呼瑪区間(撮影・王■)。
呼瑪県水務局の李延松局長によると、「呼瑪県は黒竜江の上流に位置し、毎年春の解氷と冬の結氷という圧巻の自然の景色を3-5日間見ることができる」という。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年4月29日