深セン市地下鉄20号線の1本目の列車が17日午前、中車長春軌道客車股フン有限公司(フンはにんべんに分)でラインオフした。列車はA字アルミ合金ドラム型車体を採用。8両編成で、動力車6両、付随車2両、最高運行速度は時速120キロメートル。この列車は深セン市が初めて最高レベル自動運転技術を採用した鉄道交通車両で、深セン市鉄道交通が間もなく全自動運転時代を迎えることを意味する。科技日報が伝えた。
全自動運転システムは列車に自動スリープ解除、自動発車、正確な位置への定位置停止制御、自動点検など一連の機能を備えている。同時に深セン地下鉄20号線プロジェクトは、世界で初めて列車間通信技術を大量に採用。従来の列車・地上・列車通信技術と比べ、列車制御フローを最適化しており、列車の運行効率と安全性・信頼性を大幅に高めた。全自動運転の走行安全を保障するため、列車全体がイーサネット制御システムを採用するとともに、中国で初めてパントグラフ検査、トンネル検査、限界検査、鉄道巡回点検、走行部検査という5種類の総合検査システムを統合。列車の状態をリアルタイムでモニタリングする上、列車のスマート運営維持にビッグデータの基礎を提供し、「走る地下鉄の医師」とも呼べる存在だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年4月19日