世界保健機関(WHO)のがん専門家アンドレ・イルバウィ氏は現地時間2日、2020年にがんと診断された患者数は1930万人で、1000万人ががんが原因で死亡したと明らかにした。現在、世界の5人に1人が、生涯でがんになっている。うち、最も多いのは乳がんで、新規がん患者の11.7%を占めている。以下、肺がん、大腸がんと続く。また、毎年児童約40万人ががんと診断されている。
先ごろ、WHOは、「2040年までの今後20年、世界の中・低所得国ではがん患者が81%増えるだろう。その原因は、それらの国は、予防、治療、医療、看護などに投じられる資金が不足しているからだ」と指摘した。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年2月5日