「兵馬俑」に封じ込められた主人公が現代に復活するアニメ「秦侠」が配信開始

動画共有サイト・bilibili（ビリビリ）と騰訊動漫（テンセントアニメ）が共同で製作した中国のタイムスリップアニメ「秦侠」の配信が始まった。「秦侠」は中国のアニメでは珍しい、古代と現代が折り重なる形式のストーリーを採用。複数のメインキャラクターが、約1000年前の前世と今生を瞬時に行き来し、そのテンポの良さとサスペンスが非常に印象深い仕上がりとなっている。中国網が報じた。

「秦侠」は、秦と漢の時代の文化を背景にしており、墨子を祖とする諸子百家の墨家の弟子である主人公の墨小羽が1000年後の現代都市において、兵馬俑の体から復活する。墨小羽はなぜ兵馬俑の中に封じ込められていたのだろうか？なにがきっかけとなって復活したのだろうか？こうした疑問を紐解く形で墨小羽のルーツ探しの旅が「秦侠」で展開される。

「秦侠」は、陝西歴史博物館を含む多くの博物館のサポートを得ている。陝西歴史博物館は、「秦侠」のプレミアム上映会を開催したほか、同博物館の元館長で、有名な書道家・強躍氏が「秦侠」と書いた書道作品を提供して、「秦侠」がアニメという形式で中国の物語をPRし、中華歴史文化を伝承していることを高く評価する思いを表現した。（編集KN）

「人民網日本語版」2020年10月28日