中国郵政集団有限公司が主催する「『辛丑(かのとうし)年』特別記念切手印刷始動式」が9月1日午前、北京郵便切手印刷局で開催された。同社の劉愛力・董事長、第4弾干支丑切手をデザインした著名画家の姚鐘華氏、著名グラフィックデザイナーの陳紹華氏、山東無形文化遺産の代表的継承者である斉秀花氏が、「干支『辛丑年』切手」原稿の除幕を共同で行い、「辛丑年」特別記念切手の印刷が始動し、正式にその生産が始まったことを宣言した。人民日報のニュースアプリが伝えた。
「辛丑年」特別記念切手は、中国干支切手第4弾第6セットで、著名画家の姚鐘華氏がそのデザインを手掛け、第4弾干支切手のテーマ「家と国」を引き継いでいる。2枚1セットの切手は、国家に対する期待と家庭に対する望みがそれぞれ表現されており、それに加え、新年を祝うムードもたっぷりと盛り込まれている。
このうち1枚は、「奮発図強(奮起して国家の富強を図る)」と名付けられ、勇ましく力強く、困難を顧みず前進する牛がデザインされている。雄牛の4本の蹄が高く掲げられ、頭を上げて前に向かい、鋭い眼光を放ち、困難や危険を恐れず、動じることなく前進する姿は、中華民族の偉大なる復興を実現するために努力奮闘するという意味が込められている。
2枚目の切手は、「牛年大吉」という名で、大きな牛と子牛が互いを舐め合って親愛の情を示している、ほのぼのとしたデザインは、全国国民に対して、それぞれの家庭が一家団欒、仲睦まじく楽しく暮らすことを願い祝福する意を表している。
「辛丑年」特別記念切手は、オフセット印刷と彫刻凹版を組み合わせた形で印刷され、郵便切手印刷局の若手デザイナー劉博氏がその彫刻を担当する。
なお、「辛丑年」特別記念切手は2021年1月5日に発行される予定。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年9月1日