科学技術でサービス貿易交易会がさらに魅力アップ

人民網日本語版 2020年09月01日11:04

「これが当社のスマートバリスタ『大白』。わずか3分8秒でおいしいコーヒーを入れられる」。8月28日、北京市朝暘区にある北京猟戸星空科技有限公司を訪れると、スマートロボットがコーヒーを「上手に」入れていた。李■(女へんに亭)副社長の説明によると、「このスマートバリスタは2020年中国国際サービス貿易交易会でお目見えする予定で、毎日会場に来た人にハンドドリップのコーヒー約1千杯を提供できる」という。「光明日報」が伝えた。

李氏は取材に、「科学技術によりサービス貿易交易会の魅力がさらにアップする。スマートバリスタだけでなく、当社はスマートサービスロボット数十台も投入する予定で、交易会にさまざまな場面でのサービスを提供する。このうちスマートサービスロボット『豹小秘』は来場者にQ&A、ガイド・説明などのサービスを提供する。ネットで人気のマーケティングロボット『豹大屏』は会場の地図など複数種類の情報を伝える。移動販売ロボット『豹小販』は大量の商品を携行して、目当ての消費者を探し、商品と情報を広めるサービスを提供する」と説明した。

また李氏は、「当社は今回の交易会のために想定シーンのQ&Aを特別に作成し、同じ意味で違う言い方をされてもロボットが識別できるようにした。たとえば会場で『お手洗い(トイレ、便所など)はどこですか』と聞かれた場合、ロボットはたずねた人をちゃんとお手洗いまで案内する」と説明した。

清華大学インテリジェント・コネクテッド・ビークル・交通連合研究センター弁公室の江昆副室長は、「清華大学車両・輸送学院チームは今回の交易会の自動運転体験プロジェクトのリーディング役を担当し、自動運転車6台を重点的に展示し、それぞれの車に説明と緊急時操作のための安全を担当するスタッフを1人配置するとともに、あらかじめ設定されたルートを往復循環運行して、自動運転の移動体験ができるサービスを提供する」と述べた。

江氏は続けて、「自動運転車6台は車体に搭載した各種センサーにより、自主的に経路を計画する、自動的に障害物を避ける、自主的に運転するなどL4レベルの自動運転機能を実現することができる」と述べた。

北京蜂鳥視図科技有限公司の付強最高経営責任者(CEO)は、「当社は今回の交易会でスマートナビゲーションサービスを提供する。現場のスタッフが携帯電話を使って会場全体の空間配置をスピーディに把握し、情報を検索するとともに、自分のいる場所をリアルタイムでチェックして、目的地までの最適ルートをナビゲートする」と説明した。

また、大陸智源科技(北京)有限公司は交易会の会場に5G版「ANDI-安全予防巡回検査ロボット」4台を配置する。高画質のモニタリング、顔認証、体温測定、マスク装着チェックなどの機能を備え、長時間にわたり切れ目なく自主的にパトロールを行うことが可能だという。

北京市科学技術委員会科学技術サービス業・文化科学技術処の付文均副処長は、「『科学技術による交易会運営』が今回の交易会の大きな注目点で、科学技術が管理、サービス、体験の全プロセスを貫くと同時に、『三つの新しさ』という特徴がみられる。それは、技術の新しさ、スタイルの新しさ、体験の新しさだ」と述べた。

また付氏は、「開催期間中、さまざまな新技術、新成果、新サービスが集中的に登場することになり、科学技術による防疫、人工知能(AI)、スマートホームなどの分野をカバーし、観客に科学技術の強い力を感じ取ってもらう。清華大学、曠視科技など一部の大学や科学技術企業のハイテク成果が、交易会に全プロセスにわたるハイレベルの科学技術面のバックアップを提供する」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年8月31日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング