中国、韓国、日本などの東アジア諸国が最近豪雨に見舞われ、多くの被災者が出ている。韓国の専門家は、東アジアのこの異常気象と世界的な温暖化の間には関連性があるとの見方を示した。環球時報が伝えた。
韓国・聯合ニュースの4日の報道によると、韓国の済州道の今年の梅雨は6月10日から7月28日まで続き、計49日で記録を更新した。韓国南部の梅雨は6月24日から7月31日までの38日。中部地区の雨は41日続いており、2013年(49日)を抜き過去最長になる可能性がある。中国や日本も同じく豪雨に見舞われている。日本の九州では7月上旬の豪雨で70人以上が死亡し、中国南部地区も深刻な洪水災害に見舞われている。
韓国の専門家は、今年の東アジアの豪雨は世界的な温暖化と関連しており、シベリア及び北極の氷が溶け東アジアに冷たい空気が流れ込んだ影響が出ている可能性があるとした。専門家は、世界的な温暖化が続けば、豪雨・洪水災害がニューノーマルになるかもしれないと警鐘を鳴らした。
また中国の専門家は、北極の記録的な気温と中国南方の豪雨の直接的な関連性を裏付ける証拠は今の所ないとしたものの、世界的な温暖化は世界の大気環流を変え、海洋・大気、陸地・大気の相互作用を通じて、局地的な気候に影響を及ぼし、これにより異常気象が発生する確率と強度を上げるとした。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年8月5日