中国総領事館が中国籍船員に2度防疫用品を配布 長崎のコスタ・アトランチカ号

人民網日本語版 2020年05月07日13:41

在長崎中国総領事館によると、同領事館は、長崎港に停泊中の大型クルーズ客船コスタ・アトランチカ号の中国人船員に2度にわたり防疫用品を配布するなど、直面している問題解決に全力で取り組んでいる。中国新聞社が報じた。

新型コロナウイルスのクラスターが発生しているコスタ・アトランチカ号には、フィリピンやインドネシア、インド、中国など30ヶ国以上の船員623人が乗っている。うち中国人は82人となっている。

4月25日、長崎県は船員全員に対するPCR検査を終え、合わせて148人の新型コロナウイルス感染を確認した。うち21人が中国人だった。

その情報を得た同領事館は、すぐに緊急時対応マニュアルに基づいて日本側と連絡を取り、調整を進めると同時に、船員と微信(WeChat)を通して連絡を取り、船員の心理面でのサポートを行ったほか、予防措置について伝えた。また、船員の必要に応じて、領事保護やサポートを提供し、2度にわたってN95マスクや医療用使い捨てマスクなど必要な防疫用品を配布し、船員が直面しているさまざまな問題解決に全力で取り組んでいる。

同領事館は、「現在、同クルーズ船に乗っている中国人船員の健康状態は良好で、精神的にも落ち着いている。当領事館は、中国人船員が下船できるよう積極的に調整を行っている。また、今後も引き続き船員の健康状態に留意し、領事保護とサポートを適時提供する」としている。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年5月7日

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