「東方紅1号」衛星、50年後も軌道上を周回中

人民網日本語版 2020年04月24日14:57

「東方紅1号」衛星は誕生から高いレベルのものだった。衛星の総重量は173キロで、それまでの4カ国が打ち上げた1基目の衛星の重量の合計を上回った。中国は「長征1号」ロケットにより、同衛星を地球から439−2384キロ離れた軌道に送り込んだ。米国と旧ソ連が打ち上げた衛星の軌道よりも高く、今日も軌道上を周回している。中国航天科技集団有限公司が21日に開いたテーマ座談会において、同衛星の開発と打ち上げに参加した宇宙事業ベテラン専門家は興奮を隠せなかった。人民日報が伝えた。

国家最高科学技術賞受賞者、同衛星技術総責任者の孫家棟院士は「歴史は永遠にこの日を覚えている。中国は1970年4月24日に長征1号ロケットにより同衛星を順調に打ち上げた。歌曲『東方紅』が高らかに響き渡り、世界を揺るがした。これは中国が正式に宇宙時代を切り開いたことを意味する」と興奮気味で語った。長征シリーズロケットチーフデザイナーの竜楽豪院士は感慨深げに、「これにより中国は一躍、旧ソ連、米国、フランス、日本に続き5番目に宇宙に衛星を送り込んだ国になった」と話した。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年4月24日

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