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中国専門家、「さらなる研究が必要だが、武漢はすでに『集団免疫』の可能性も」

人民網日本語版 2020年04月10日16:51

上海新型肺炎治療専門家チーム長を務める復旦大学付属華山病院感染科科長・張文宏教授は、「推測に過ぎず、関連の研究が進行中」と強調したうえで、「疫学的観点からすると、武漢は中国で最も安全な都市と言えるかもしれない」との見方を示した。中国グローバルテレビジョンネットワーク(CGTN)の微博(ウェイボー)公式アカウントが報じた。

「集団免疫」という概念は、1ヶ月前に英国のボリス・ジョンソン首相が言及した。張教授は、「何の対策も講じず、受動的に『集団免疫』を得ようとした場合は、それは一つの災難となるだろう。しかし、今回の新型コロナウイルス感染流行では別の状況も見られた。例えば、中国の武漢やイタリアの一部の都市では、拡大防止・抑制対策を実施したにもかかわらず、たくさんの人が感染してしまった。もし、多くの人が既に感染したのであれば、そのグループにはすでに『集団免疫』が存在している可能性がある」と説明する。

そして、「その推測をベースにすると、中国で唯一最高の免疫力を獲得した都市が武漢ということになるだろう。武漢の多くの人が免疫力を持っているということは、武漢は中国で最も安全な都市ということになる」との見方を示す。

その他、「『集団免疫』というのは科学的問題であって、さらに多くの研究が必要だ。武漢の一部の医師や学者はその問題をめぐって現在、研究のガイドラインを制定している。数週間後に、武漢の人々の新型コロナウイルスへの抗体レベルに関する情報が明らかになる可能性がある。ただ、全てはさらなる研究が必要だ」と指摘した。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年4月10日

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