国務院新聞弁公室が16日に開いた記者会見において、北京協和病院湖北省支援医療チームの専門家が新型コロナウイルスによる肺炎重症者の科学的な治療状況を紹介し、質問に答えた。
記者からは「中国の感染対策にはどのような共有できる経験と教訓があるか」という質問があった。
北京協和病院医学集中治療室教授・医師で、中国集中治療医師協会会長の杜斌氏は「新型肺炎のような感染症について議論すれば、治療は第2段階で予防・抑制が第1段階だ。我々は今後の再流行を防止しなければならない」と述べた。
北京協和病院内科学系副科長で、心療内科主任医師の厳暁偉氏は「一般の人々は手洗い、マスクの使用、集団で集まることを避けるといった指導を受ける必要がある。公衆衛生システムは新型コロナウイルス発展の潜在的な可能性に備えなければならない」と述べた。
北京協和病院消化内科副主任医師の呉東氏は、「海外の感染状況について、中国の経験を学ぶ必要があると言うことはできない。国によってそれぞれの事情が異なり、自国の状況に基づき対応するべきだ。医療従事者を保護する必要な措置を講じる必要がある。欧州では現在、多くの医療従事者が感染している。特に集中治療室で働く医療従事者が非常に大きなプレッシャーを受けており、感染率が高い。彼らは忍耐心を維持する必要があり、休憩とリラックスすることが非常に重要だ」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年3月17日