全国初のビッグデータ総合試験区として、ビッグデータの効果を真に発揮し、貴州省の感染対策に科学的な根拠を提供できるだろうか。貴州省及び全国各地が発表した公式データに基づき、貴州省科学技術庁はモデリング分析により、感染症の進展傾向を正確に判断し、現地の科学的な政策決定に根拠を提供した。科技日報が伝えた。
貴州省科学技術庁は1月30日の段階ですでに感染状況研究の専門家チームを発足し、感染症統計、病原生物、データ分析などの専門家を集めて研究に当たらせている。専門家チームは20日までに、省政府の関連指導者に38件の分析・研究報告書を提出した。
貴州省は当初、感染状況地図の上では、患者数100人を下回るピンク色で表示されていた。それでも専門家チームは5日前に、2月9日に貴州省の患者が100人を超えると的確に予想した。果たして5日後、地図上の色が変わった。
的確な判断は専門家が簡単に行ったものではない。モデリング分析により、全国及び貴州省の感染関連データに命が吹き込まれた。感染状況への判断、感染ルートの研究により、専門家チームは重点対象者の全面的な検査、コミュニティ及び郷鎮の死守など、的を絞った対策を提案した。
注意すべきは、貴州省がその後講じた一部の感染対策が、専門家チームの当初の提案と合致したことだ。全国に先駆け5類の重点対象者に対する核酸検査を全面的に展開し、都市コミュニティの閉鎖型管理を実施した。人々の共同の努力により、貴州省は25日午前12時まで8日連続で新規感染者ゼロを維持し、地図上で再びピンク色になった。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年2月26日