中国、新型コロナ予防・抑制期間中の通信・電気・ガス料金未払いに特別対応

人民網日本語版 2020年02月05日15:54

中国国務院国有資産監督管理委員会によると、新型コロナウイルス感染による肺炎の感染状況の対策を徹底させるため、三大通信大手の中国電信(チャイナ・テレコム)と中国聯通(チャイナ・ユニコム)、中国移動(チャイナ・モバイル)、二大電力配送会社の国家電網と南方電網、ガスを供給する複合企業の華潤集団などは、新型コロナウイルス感染による肺炎の予防・抑制期間中、料金未払いの状態でも、電話と電気、ガスは止めずに、住民が通常の生活が送れるよう保障することを決定した。新華社が報じた。

新型コロナウイルス感染予防・抑制期間中、中国電信と中国聯通、中国移動は、料金未払いの状態になったとしても、電話を止めないサービスや利用停止保留サービスを打ち出し、第一線で予防・抑制作業に従事する人々や感染状況が深刻な地域のユーザーが通常通り通信を保てるよう保障している。また、政府の関連当局と連携して、コロナウイルス感染拡大防止に関するショートメッセージを無料で送信し、電話を止めないサービスは延べ116万9500人が、利用停止保留サービスは延べ17億4800万人に適用されている。

新型コロナウイルス感染状況が深刻な地域で、国家電網と南方電網は、住民が料金未払いの状態でも、電気は止めない措置を講じているほか、予防・抑制作業に従事する重点機関が必ず電気を使える状態を確保している。国家電網のデータによると、1月31日午前0時までに、湖北省全域で77万世帯が料金未払いの状態であるものの、電気が使える状態となっている。そのうち武漢市が約50万世帯となっている。

ガスの供給も非常に多くの人の生活と密接な関係がある。華潤集団傘下の華潤燃気は、湖北省の武漢や襄陽、潜江など18都市、147万世帯に天然ガスを供給している。同社は新型コロナウイルス感染感染予防・抑制期間中は料金未払いの状態でもガスを止めることはしないとしている。現在、湖北省の華潤燃気のガス供給関連施設合わせて135ヶ所は全て正常に稼働している。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年2月5日

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