英国シェフィールド市に住む42歳のBen・Muscroft氏は、ダイエット界における「マン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に選ばれた。彼は、わずか1年間で、175キロだった体重を95キロまで落とした。彼に100キロ近くも減量させた原動力は、中国を訪れた際に、万里の長城を登ることができなかったという出来事だった。香港の華字紙「星島日報」(欧州版)の報道を引用して中国新聞網が伝えた。
Muscroftさんは昨年、中国に住む兄弟に会うために中国を訪れた。中国での彼の最大の望みは、長城に登ることだった。だが、長城のふもとにたどり着いたときには、もはや長城の階段を上る体力は残っていなかった。
中国旅行を終えたMuscroftさんは、「このような状態を変えなければ」と決心、グループダイエットに参加した。
「この前は、自分の足で長城を歩くことさえできず、心から悔しかった。ダイエットする前は、生活でも困ったことが多かった。道を歩いていても5分ともたなかったし、ベッドで寝がえりを打つことさえできなかった」と話すMuscroftさん。自分と一緒になってくれる女性を見つけられることはまったく期待していなかった。
だが、中国への旅行が、Muscroftさんの人生を変えた。ダイエットに成功した後、恋人ができたのだ。しかも共に新たな生活を始め、一緒に世界を見て回ることを計画している。
「来年、彼女と一緒に中国に行きます。そのとき彼女を兄弟?友人?に引き会わせたい。次の旅行が素晴らしい想い出になることは、間違いありません」とMuscroftさんは話している。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年8月23日