中国国家航天局月探査・宇宙プロジェクトセンターが7日に明らかにしたところによると、「嫦娥4号」着陸機と「玉兎2号」月面ローバーは月の8日目の日中の活動を終え、計画に基づき夜のモード設定を完了した。玉兎2号の月の裏面における累計移動距離は271メートルに達した。中国新聞網が伝えた。
嫦娥4号は7日午後5時、地上からの指示に基づきモード設定を完了し、8日目の夜に入った。玉兎2号は午後5時50分に月の夜のスリープモードに入った。
8日目の日中、月面中性子・放射線量測定器、低周波電波スペクトロメータなどが計画に基づき、科学観測任務を続けていた。玉兎2号は期間中、既定のルートに基づき移動を続け、目標地点の科学観測任務を完了した。
同期間中、嫦娥4号は正常に稼働し、地上からのデータを正常に受信した。赤外線分光計、フルパノラマカメラ、中性原子測定器、月探査レーダーが多くの科学探査データを獲得した。
嫦娥4号プロジェクト地上応用システムは8月上旬、科学研究中核チームに第7次科学観測データを発表した。地上の科学研究者は今後、得られた科学観測データを専門的な処理と分析・研究を行う。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年8月8日