2019年中国北京世界園芸博覧会の開催がカウントダウンに入っている。博覧会医療サポート機関及び協力病院の関係責任者が、5G技術サポートを受ける遠隔医療救急システムの業務訓練を集中的に行った。同システムは技術の見所が多く、例えばMRデバイスを装着することで、救急現場の状況を異なる場所で共有できるようになる。専門家が携帯端末を使い、5Gエリア内もしくは4Gネットワーク内のすべての場所で、救急支援などにリアルタイムで参加できる。科技日報が伝えた。
博覧会の162日の会期中の来場者数は延べ1600万人を見込んでいる。北京市は博覧会の3段階医療サポート態勢を整えている。これには会場内の医療施設、延慶区病院、各大手協力病院が含まれる。また一方で、5G技術を利用し、博覧会遠隔救急協力・遠隔診断・遠隔手術協力システム、及び救急指揮サービスセンターを構築する。つまり、科学技術によって北京市重点医療機関の専門家資源を結びつけ、博覧会に共に医療サポートを提供する。
北京市健康医療5Gモデル応用プロジェクト担当者の徐健氏は「博覧会救急医療システムは、市政府が統一的に計画する5G応用モデルプロジェクトの一つで、博覧会医療救急サポートに力強い支援を提供する。また一方で、未来の北京市の5G新技術政策の制定、市民の健康促進、医療サポート、共同救急、医療機関の機能分化、医療連合体、突発的公共事件の緊急処置などの事業の展開のため積極的な模索をする」と述べた。
北京大学第三病院、安貞病院、天壇病院、中日友好病院、児童病院、北京清華長庚病院、延慶区病院の救急システム責任者が研修に参加した。博覧会救急医療システムプロジェクトは、中国聯通から5Gネットワークのサポートを受ける。救急主要担当機関と各提携機関は現在、病院内で5Gネットワークを構築している。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年4月23日