干支の文化は中国の人々からとても大切にされており、これまでもたくさんの干支をテーマにした記念切手が発行されており、なかでも来年の干支である「猪」(中国ではブタ、日本ではイノシシ)は海外でも人気の高い干支となっている。「猪」をテーマにした記念切手は特にバラエティに富んでおり、各国の切手コレクターの間でも人気が高い。西安晩報が報じた。
世界で一番初めに猪年の記念切手を発行したのは韓国。1970年12月1日に、韓国郵政は71年の干支であるブタを描いた記念切手セットを発売した。この記念切手の額面は10ウォン(1ウォンは約0.098円)で、2枚1セット。うち1枚のバックの色は緑で、カラフルなブタの泥人形が描かれており、とてもかわいらしい。
日本でも1971年に干支のイノシシデザインのお年玉切手シートを発行。7円切手で、緑色をバックに、ワラで編まれたイノシシが描かれており、日本の活気ある田舎の趣を備えたデザインとなっている。
ベトナムは1995年1月2日に初の2枚1セットの猪年記念切手を発行した。額面が400ドン(1ドンは約0.0048円)の切手には、野原で楽しそうに遊んでいるカラフルなブタの親子が描かれている。もう1枚の額面が6000ドンの切手には、エサを食べている丸々太ったブタが描かれている。
米国郵政は1994年12月に、猪年を記念する記念切手を発行した。バックの色はワインレッドで、元気に走っている切り絵のブタには美しい草書体で「猪年」の漢字2文字が添えられており、切手全体に色濃く中国文化を反映させている。
フランスは2007年1月27日に、同国初の猪年の記念切手を発行した。笑顔のかわいらしい丸々と太ったブタのイラストが描かれており、右上に漢字で「猪年」と書かれている。この切手はフランスで活躍するアーティスト・李中耀さんがデザインし、中国の干支文化の要素がたくさん盛り込まれている。そして、猪年の到来を祝うと共に、中国とフランスの国民の深い絆が表現されており、海外で発売されている猪年の記念切手の中でも、特に意義深い切手となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年12月25日
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