世界で標高が最も高く高低差が最も激しい超高圧送電網プロジェクト「藏中電力送電網接続プロジェクト」が23日、稼働開始した。西は西藏(チベット)自治区昌都市芒康県から始まり山南市桑日県に至り、チベットの3つの地域の10区・県を跨ぐ。チベット中東部地区の送電網単独運行の歴史を終え、チベット幹線送電網の220kVから500kVへの飛躍を実現した。人民日報が伝えた。
同プロジェクトはチベット藏中・昌都送電網接続プロジェクト、川藏鉄道ラサ〜ニンティ区間給電プロジェクトからなる。投資総額は約162億元(1元は約16.3円)。現在まで世界で自然条件が最も複雑で、建設が最も困難な高原超高圧送電・変電プロジェクトとなっている。竣工後の送電能力は40万kWで、長期目標は100万kWまで引き上げられる。チベット中部のクリーンエネルギーの開発と外部への送電の有利な条件を整え、チベット電力網の構造を強化し、給電保障能力を高めることを可能にしている。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月26日
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