習近平国家主席は21日、フィリピンのアロヨ下院議長、ソット上院議長とマニラで会談した。新華社が伝えた。
習主席は「近年、中比関係は新たな活力を煥発し、立て直し、強化、そして格上げという飛躍的発展を実現し、両国民に幸福をもたらし、地域の平和・安定を促進してきた。昨日、私とドゥテルテ大統領は中比包括的・戦略的協力関係を構築し、両国関係の発展をより良くリードすることを一致して決めた。われわれはこの正しい道に沿って引き続き大股で前進し、実務協力を深め、二国間関係を支える物質的基礎を固め、人的・文化的交流を強化し、二国間関係を支える民意の基礎を堅牢に築き、南中国海問題を適切に処理し、二国間関係発展の正しい方向性を堅持し、共に発展する良き隣国、良きパートナーとなる必要がある」と指摘。
「立法機関の友好交流は中比関係の重要部分をなす。現在、中比関係は新たな歴史的出発点に立ち、発展の大きな将来性を示している。中比友好促進のためにフィリピン上下両院が一層の役割を果すことを希望する。両国の立法機関は互いに学び、参考にし、国政運営経験の交流を強化し、様々なレベルや形式で交流・協力を実施し、国際・地域議会組織における調整と協調を緊密化し、両国関係の発展に助力する必要がある。フィリピンの議会が政府による中国との実務協力推進を支持し、教育・文化・観光分野の両国協力を支持し、後押しし、中比関係を支える民意の基礎を一層強固にすることを希望する」とした。
アロヨ下院議長とソット上院議長は習主席のフィリピン訪問を歓迎し、「比中関係は史上最良の時期にある。両国の包括的協力は良好で、中国はフィリピン経済の発展にとって最も重要なパートナーの1つだ。フィリピンはフィリピンの発展に対する中国の支持に感謝している。短期間で経済と社会の急速な発展を実現した中国の成功経験に学び、経済・貿易、インフラ整備などの協力を強化し、人的・文化的交流を促進し、両国民の利益を増進したい。フィリピン上下両院は比中関係を包括的・戦略的協力関係に格上げすることに賛同し、ドゥテルテ大統領が比中関係をしっかりと発展させることを支持する。中国の立法機関と交流を強化し、各分野の実務協力を深め、両国民に幸福をもたらし、人類運命共同体の構築を後押ししたい」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年11月22日
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