ベルギー訪問中の李克強総理は現地時間18日午前、同国のペーテルス副首相兼経済相の案内で、ルーヴェンのベルギーマイクロエレクトロニクス研究センターを見学した。新華社が伝えた。
センターの責任者は世界の協力パートナーについて「近年センターは中国企業との協力が日増しに増える傾向にあり、中国の大学や研究機関と合同シンポジウムや人材育成を行っている。中国はハイテクに関する需要が高い。中国のパートナーと協力関係をさらに拡大することを期待する。中国の革新的発展から共に利益を得たい」と説明した。
李総理は興味深げに説明を聞き、双方協力の最新の進展について詳しく尋ねた。また、次世代技術革命のチャンスを捉え、さらに高いレベルの互恵・ウィンウィンを実現するよう双方に促した。
センターの研究室を見学した際、李総理はナノテク、量子など最前線の先端技術と将来の発展の趨勢などを深く把握。これらの技術を応用したチップと最新製品の模型を見た際は、生産開始時期、エネルギー効率、医療衛生、新エネルギー、IoT(モノのインターネット)など民生分野への応用などについて尋ねたほか、現場の職員と親しく言葉を交わした。
李総理は「中国とベルギーは科学技術の研究開発において、それぞれ強みがある。最前線技術の研究から実際の応用への転換を実現するうえで、鍵となるのはやはり産業化であり、これは巨大な市場を必要とする。中国がその巨大な市場だ。中国企業は先進技術を必要とし、市場の需要は逆に技術進歩を促しもする。中国とベルギーの科学技術協力が新たな成果を挙げ続けることを期待する。われわれは引き続き知的財産権を厳格に保護する。技術移転の強制は断じて許さない。みなさんの技術が中国でさらに大きな市場を切り開き、さらに大きな進歩を実現することを期待する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年10月19日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn