北京と天津の都市間鉄道が1日、開通・運行10周年記念日を迎えた。中国鉄路北京局集団有限公司(以下「北京鉄路局」)が発表した情報によると、中国鉄路総公司の計画に基づき、同鉄道は8月8日より時速350キロの運行時速に戻り、両都市間の移動時間を現在の35分からさらに短縮することになった。運行時速変更後も、同鉄道の乗車料金は据え置きとなる。
同鉄道は中国初の設計上の時速が350キロの高速鉄道だ。中国鉄路総公司のデータによると、同鉄道の試験中の最高時速は394.3キロにのぼる。2008年8月1日の開通時には、運行時速が350キロだった。元鉄道部の要求に基づき、2011年8月に時速300キロに速度を落とした。
同鉄道の発車本数は、10年前の47往復から130%増の108.5往復に増加している。乗客数は1日平均延べ4万9000人から、今年上半期には延べ8万2000人にまで増加した。推算によると、10年間でCO2排出量が168万5000トン削減された。
同鉄道は高速鉄道の「中国標準」の誕生に拍車をかけた。2008年に開通したばかりの同鉄道の列車はいずれも「和諧号」だったが、一定期間後に「和諧号」と「復興号」が同時に使用されるようになった。今月1日からは、中国が独自に自主開発した「復興号」のみとなった。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年8月2日
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