微信支付の導入をPRする富士急ハイランドののぼり旗(撮影・東友)。
日本の人気アミューズメントパーク・富士急ハイランドは19日、微信支付(WeChatペイ)による決済が正式に可能になったほか、富士急ハイランド専用の「微信小程序(WeChat Mini Apps)」も開設し、複数のオンラインサービスを提供すると発表した。これにより、人民元から日本円への両替は必要なく、言葉の壁を心配する必要もなくなり、中国人観光客は微信支付を使って、富士急ハイランドで快適に、楽しく遊ぶことができる。中国新聞網が報じた。
微信支付によると、富士急ハイランドでは、チケットの購入から飲食、土産の購入まで園内全体で微信支付での支払いが可能になった。中国人観光客は微信支付を使えば、人民元で決済を行い、一方の富士急ハイランド側は日本円を受け取る。そのため、両者とも両替する手間を省くことができ、利便性がアップした。また、富士急ハイランド専用アプリ微信「Mini Program」では、中国人観光客にアプリ内でのeチケット販売やアトラクション待ち時間の確認が可能になるほか、将来的には、パーク内のハンディ・ツアーガイド、カスタマイズされた情報発信などのスマートサービスの展開を予定している。
微信を使ったセルフ決済。
富士急行株式会社の堀内光一郎取締役社長は、「中国人観光客に最も利用されている決済プラットフォームの一つである微信支付と提携することで、中国人観光客によりカスタマイズした便利な顧客体験を提供することができる。我々は微信の機能を最大限活用することで、中国人観光客とより親密で継続的なコミュニケーションができることを楽しみにしている」と期待感を示す。
微信支付担当のバイス・プレジデントの李培庫氏は、「富士急ハイランドの、中国人観光客という日々成長する市場にさらに注力し素晴らしい体験を提供するという目標は、微信支付が世界中で事業主の皆様をサポートし、中国人観光客の満足度を向上させる目標と合致している」としている。
その他、微信支付は19日から富士急グループと提携し、富士山エリアなどの一連のお得チケットや割引などを用意し、中国人観光客にさまざまなサプライズを提供する。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年7月20日
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