列を作り、順に乗車し、手を振って別れを告げる。車窓に映る受験生たちの表情はいずれも自信と笑顔に満ち溢れている。楽しそうな笑い声と共に列車は大興安嶺山地区の緑豊かな林の中を走り抜け、故郷から遠く離れた受験会場へと向かう。毎年高考(中国大学統一入学試験)シーズンになると、大興安嶺山地区を通過するこうした列車では同様の光景が繰り返される。この列車は、山間地に住む受験生を受験会場へと送り届けるための「高考専用列車」で、2003年から毎年運行し、今年ですでに15年目になる。この列車は、山深い村に住む受験生たちが人生の新たなスタート地点へ立つため、夢を乗せて走る専用列車となっている。新華網が伝えた。(編集YK)
「人民網日本語版」2018年6月6日
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