この「未来の書店」コンセプトを打ち出した書店は、オンラインでさらに遠大な計画を温めている。24時間営業を展開する、クラウドストレージの容量を増やして書店の物理的な空間の制約を取り払うことなどを検討しているという。店員によると、「今後はオンラインのビッグデータのサポートを受けながら、志達書店はもちろん、より多くの大学内書店の品揃えに、地域の人々の構成と復旦大学の教員・学生のニーズを反映させていく」という。
▽日本のツタヤブックアパートメント 温かい「家」のような場所を
中国のハイテク感に充ち満ちた新モデル書店に比べて、お隣の日本の書店は本好きの体験をより重視しているようにみえる。
温かいお日様を浴びてふかふかのマットでゴロゴロしながら読書、緑の芝生にテントを張って読書、本棚つきベッドに寝転がって読書など。世界で最も魅力的な書店と呼ばれる日本の蔦屋書店は、書店にまた新たな意味づけをし、東京・新宿に本の香りに満ちた、暖かなムードのただようツタヤブックアパートメントをオープンした。
同書店を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)のフラッグシップ店舗担当の御前昌宏さんは、「弊社は新宿のような賑やかな都市の中でくつろげて、リラックスできる場所を提供したいと考えている。主なターゲットは女性」と述べた。
同書店では、本を読みながらコーヒーや軽食を味わうことができ、疲れた時は共有スペースの人工芝や花の中を散歩したり、テラスの窓から新宿の町並みを眺めたりもできる。一人の時間を楽しみたければ、書棚つきベッドで読書もできるし、休息を取ることもできる。
同書店は9階まであり、6階は女性専用フロアで、美容、ファッション、ヘルス関連の書籍が充実し、畳コーナー、パウダールーム、マッサージチェアなどもある。
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