習近平国家主席は10日、海南省博鰲(ボアオ)迎賓館でフィリピンのドゥテルテ大統領、パキスタンのアバシ首相、シンガポールのリー・シェンロン首相、モンゴルのフレルスフ首相と会談した。
習主席はフィリピンのドゥテルテ大統領との会談では「中国側はフィリピン側と共に、善隣友好という大きな方向性を堅持し、共同発展という大きな目標を確立し、溝の適切な処理という大きな知恵を発揚し、中比関係が常に正しい方向に沿って健全に安定して発展するよう確保したい。中国は常にASEANを周辺外交の優先的方向性としている。今年は中国とASEANの戦略的パートナーシップ構築15周年であり、中国ASEANイノベーション年でもある。フィリピンは中国ASEAN関係調整国を引き継ぐ。中国側はフィリピン側と緊密な意思疎通と協調を行い、中国ASEAN関係及び東アジア地域協力のたゆまぬ発展を後押ししたい」と表明した。
パキスタンのアバシ首相との会談では「中国側はパキスタン側と共に、両国関係に対する上層部交流の重要なリーダーシップを発揮し、各分野の緊密な交流を保ち、伝統的友好を発揚し、引き続き支持し合い、利益の融合を深め、中国パキスタン関係のより高い水準での発展を推し進め、より緊密な中国パキスタン運命共同体を築きたい」と表明した。
シンガポールのリー・シェンロン首相との会談では「現在、中国の特色ある社会主義は新時代に入り、シンガポールは『未来経済発展戦略』を実施している。双方は政府間の大プロジェクト協力を推し進める必要がある。『一帯一路』の枠組での協力を強化し、両国が共に建設する『南向通道』をしっかりと築き、『一帯』と『一路』をより良く連携させる必要がある」と表明した。
モンゴルのフレルスフ首相との会談では「中国側は一貫してモンゴルの独立、主権、領土の一体性を尊重し、モンゴル国民が自ら選択した発展の道を尊重している。中国側はモンゴル側と上層部交流及び各レベルの交流を緊密化し、『一帯一路』イニシアティブとモンゴル側の『発展の道』イニシアティブの連携がもたらす重要なチャンスをしっかりと捉え、各分野の協力と人的・文化的交流を拡大したい。中国側は上海協力機構の活動及び発展へのモンゴル側の積極的な参加を歓迎する」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年4月11日
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