第4回世界インターネット大会が5日、浙江省烏鎮で閉幕した。インターネットにおける中国の急激な台頭は、業界が最も興味を抱く話題になった。国内外のIT業界の大物たちが、ライブ配信やシェアリングエコノミー、ドローンなど多くの「中国の革新」に言及した。科技日報が伝えた。
高瓴資本の創業者である張磊氏は、「この5年間の最大の変化は、中国の革新(Innovation from China)が世界に進出したことだ」と話した。
eBayシニア・バイス・プレジデントのRJ ピットマン氏は、「中国の多くの製品が世界トップレベルだ。私が最も好むのは大疆のドローン製品で、世界各地で販売されている。同社は大学生が創業し、世界トップになったドローン企業となるが、これは一つの例に過ぎない」とした。
エバーノートのクリス・オニールCEOは、「確かに多くの革新が中国から米国に渡った。中国の革新のペースはその速さに目が追いついていかないほどで、配車サービスの滴滴はそのいい例だ」と語った。
LinkedInの創業者であるアレン・ブルー氏も、中国企業のペースが印象深いとし、「彼らは短期間の間に革新的なアイデアを規模化させている。例えばシェア自転車は1年半の間に中国全土200都市に進出した。このペースは全世界が参考にする価値がある。他国は中国のオンラインからオフラインのO2Oモデル、科学技術革新への重視も学ぶべきだ」と指摘した。
フェイスブックのグローバル・バイス・プレジデントの石峰氏は、「微信(WeChat)は世界において非常に優れた一例。自社製品により成功を収めるようとする企業を支援するなど、微信から学べることは多い」と話した。
ブルー氏は、「微信を使い、友人とコミュニケーションをとる人が増えている。会場の出席者も、微信QRコードでビジネス情報を交換した。これは当社が中国で事業展開する上で、注目点になりうる」と述べた。
またブルー氏は、「ビジネスSNSのデータによると、米国の多くのAI人材が中国に戻っている。人材マップの変化は、経済・技能面の優位性の変化をもたらす」とした。
Cheetah Mobileの傅盛CEOは、「メトカーフの法則は、ネットワークの価値とユーザー数が正比例の関係であることを説明している。中国で生み出される人のつながりは、すべての国を大きく上回る。当社には大きなチャンスがある。私は中国のAI時代に期待している」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年12月7日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn