北京市政務部門ポータルサイトは、北京市住宅都市・農村建設委員会がこのほど、「北京市建設系統大気重汚染応急試案(2017年改訂版)」(以下、「応急試案」と略)を発表したことを明らかにした。2017年版「応急試案」は従来の試案と比べると、「強化バージョン」となっており、大気の重汚染に対する応急対策がより厳しく、細かい規定に改められている。青色警報が発令されると、屋外建設工事現場における吹付け塗装や保護コーティングなどの作業を停止しなければならない。黄色警報では、青色警報による対策措置に加え、建築物の解体、切断、土石処理などの作業を停止しなければならない。このうち土石処理作業の停止は、今回新たにに追加された。中央テレビ網が報じた。
「応急試案」の概要は次のとおり。
応急試案は、青色、黄色、オレンジ色、赤色という大気重汚染警報の4ランクに応じ、それぞれの緊急対策が講じられる。このうち、青色警報と黄色警報については、今回新たな改訂と完備が施された。
青色警報の応急対策は、全市で工事を施工している部門は施工地、露出地面、材料積み上げなどの現場で発生しうる粉塵に対する抑制を強化することが求められ、屋外建築工事現場での吹付け塗装や保護コーティングなどの作業を停止することが新たに追加された。黄色警報は、青色警報発令時の措置に加え、建築物の解体、切断、土石処理などの作業を停止しなければならないこととなった。
また、オレンジ色警報と赤色警報の応急対策については、従来の厳格な基準がそのまま続けられる。これらの警報が発令された場合、全市で工事を施工している部門は、施工地、露出地面、材料積み上げなどの現場で発生しうる粉塵に対する抑制を強化し、屋外建築工事現場での吹付け塗装や保護コーティングなどの作業を停止し、建築物の解体、切断、土石処理などの作業を停止するほか、建設廃棄物や不要となった土砂・石を運搬する車両(クリーンエネルギー車を除く)の道路走行を停止しなければならない。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年10月12日
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