ケニアで現代人の起源を探る中国の考古調査隊は東アフリカの大地溝帯の調査で、旧石器の発掘地点を発見した。これは中国の考古学者がアフリカで初めて発見した旧石器の発掘地点となる。新華社が伝えた。
この場所は、ケニア大地溝帯ナクルのマカリア滝付近に位置する。この発見はケニア国立博物館の考古学専門家によって確認されている。
中国考古調査隊リーダー、河南省文物考古研究院の李占揚研究員は取材に対し、「考古学者は滝付近の礫石層から、石核、石片、石葉、尖状器など11点の石製品を発見した。原材料は質のいい黒曜石と火打ち石で、古代人が滝付近の礫石層から質のいい石材を探し、石器を作った跡地と推測される。ここは石器を作る場所だったはずだ」と話した。
この考古調査隊は中国初の域外現代人類起源考古調査隊で、今月1日にケニアに向け出発した。2ヶ月弱に渡る考古発掘作業で、現代人類の起源に関する重要な証拠を探る。考古調査隊は河南省文物考古研究院、山東大学、中国科学院古脊椎動物・古人類研究所のメンバーからなる。ケニア国立博物館と提携し調査を行う。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年10月10日
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