「世界海洋科学技術革新指数報告書(2016)」が26日、青島市で発表された。同報告書は中国の海洋科学技術革新力は高度発展の段階に入っているとしている。新華社が伝えた。
同報告書は革新への投資、革新の産出、革新の応用、革新の環境という4つの基準により、世界25カ国の海洋科学技術革新状況を指数で評価した。そのうち中国の海洋科学技術革新指数は58.89で、革新の産出、革新の応用という指数で米国・英国・ドイツなどと同じく上位にランクインしている。
同報告書によると、中国の海洋科学技術の研究はその始まりは他国に比べ遅れていたものの、近年になり急速な発展する傾向を見せている。革新の産出で優位を占めたのは、海洋科学技術の特許件数が増加したためだ。なかでも企業による特許件数は全体の過半数を占め、企業の革新意識が大幅に向上したことが分かる。しかし中国は革新への投資、革新の環境という2指標で世界の上位に入れず、さらなる改善が待たれる。
今回はさらに「中国海洋発展指数」と「中国沿岸部主要都市の海洋科学技術革新評価報告書(2016)」が発表された。うち2015年の中国海洋発展指数は、前年比4.6ポイント上昇の125.5で、第12次五カ年計画期間中(2011-15年)の平均伸び率は4.6%。これは中国の海洋事業が安定的な発展の傾向を維持していることを示した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年9月27日
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