「軍事演習『海上連合―2016』は中露共通の安全保障上の懸念を体現している」。軍事専門家の陳虎氏は13日、新華社の取材に「合同軍事演習は海上の安全保障上の脅威への両国海軍の共同対処能力を高めるうえでプラスであり、地域の安全・安定維持にプラスだ」と述べた。新華網が伝えた。
年度計画に基づき、軍事演習「海上連合―2016」が湛江市以東の海空域で実施されている。南中国海をめぐる激しい争いの中、今回の演習地点は様々な猜疑を招いている。陳氏は「演習地点は以前の地中海や日本海であれ、今回のわが国の広東省沿海であれ、いずれも中露共通の海上の安全保障上の懸念を体現している。最近、一部の国は悪意をもって中露合同軍事演習を誇大宣伝し、南中国海の安定にマイナスだと妄言を吐いている。これは全くでたらめな話だ。南中国海で理由もなく繰り返し騒ぎを起こす『黒幕』こそが地域の安全と安定に影響を与える災いのもとだ」と指摘。
「今回の合同軍事演習は中露包括的・戦略的協力パートナーシップをさらに揺るぎないものにし、発展させ、両軍の友好・実務協力を深化し、安全保障上の脅威への両国海軍の共同対処能力を高め、海上合同防衛行動・指揮水準を高める。地域の平和と安定を共同で維持し、促進するうえでプラスだ」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年9月14日
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