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南京、旧日本軍の慰安所約50カ所を調査し実録書籍化へ

人民網日本語版 2016年08月16日14:28

南京利済巷慰安所旧址陳列館は15日、南京市にある旧日本軍が中国を侵略時に設置した慰安所約50カ所を詳しく実地調査し、関連資料を収集・整理した上で、その実録を展示するとともに、出版する計画であることを明らかにした。新華社が報じた。

中国、韓国、インドネシアなど8つの国と地域は今年5月、共同でユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産に、旧日本軍が第二次世界大戦中に強制連行された慰安婦に関する資料の登録を申請した。中国の「慰安婦」問題研究センターのセンター長を務め、南京利済巷慰安所旧址陳列館館長の蘇智良氏によると、「日本は今年、真実をゆがめて『慰安婦制度は商業行為』であると主張する資料を提出した」という。

現在、実地調査や資料の収集、整理を経て、慰安所約40カ所の歴史的記録が既に見つかっており、新たな手掛かりも次々に発見されている。最終的に慰安所の数は計50-60カ所にのぼるとみられている。

蘇館長は「慰安所調査の実録を通して歴史的事実を固め、場所や証人、証拠などを確定することで歴史を記録し、悪行の証拠を復原させ、人々に戦争の悲劇を忘れてはならないというメッセージを伝えることができる。そのほかにも、慰安婦制度という悪行を否定し、反省することを拒否している日本の右翼に対して、強力な証拠を突きつけることができる」と説明した。 (編集KN)

「人民網日本語版」2016年8月16日

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