身長190センチで、髪は軽い天然パーマ。彫が深く、その顔立ちからはやや異国の趣を見て取れる。それは、100年の歴史を誇る五輪の総合馬術の試合において、最も若く、中国の選手として初めて五輪の馬術の試合に出場した華天選手だ。「五輪で初めて馬に乗る中国人になる」というのが華選手の夢だった。中国放送網が報じた。
「中国の赤は僕のベースカラー」
華選手は5歳の時に、北京馬術倶楽部で馬術を習い始め、2年後に香港へ行って、本格的な訓練を受けた。そして、2000年には、両親と共に英国ウィルトシャーへ行き、フランク・フレデリクス夫妻の下で、総合馬術の特訓を受けた。
子供のころから英国で暮らし、馬術の訓練を受けていたため、中国語はあまり流暢ではないものの、彼の中国好きにはいささかも影響を与えていない。一緒に試合で戦う馬たちにも、武松や孫悟空など中国要素あふれる名前をつけている。このように中国が大好きなだけでなく、五輪で祖国のために戦うという夢も抱いてきた。
中国人の父親と英国の貴族の血が流れる母親との間に生まれた華選手は、中国の選手として馬術の試合に出るために、英国国籍ではなく中国国籍を選んだ。「『赤』は中国の色であり、僕のベースカラーでもある」と華選手は語る。
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