黒いスーツを着用し、黒い髪を束ね、黒いショルダーバックを担ぎ…日本で就職活動をする学生の多くはこのような「黒装束」だ。普段黒い正装を着ることはめったにないため、このように黒づくめの日本の就職活動ルールは一部の中国人留学生の「黒い憂鬱」になっている。
さらに中国人留学生は「大きな求職フェアに行くときは、ほぼみんなが同じ格好で同じカバンを持ち、恐怖を感じる」という。
日本は1980年代に「リクルートスーツ」という規範が登場し、2006年から徐々に黒色が就職活動者の主流となり、面接の「標準色」になった。中国人留学生が日本で就職活動をする際に生じる「黒い憂鬱」はある種の文化的衝突でもあり文化的融合でもあると言える。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年9月10日