阿里巴巴(アリババ)集団の金融サービス会社・螞蟻金融服務集団傘下の第三者個人信用情報機関・芝麻信用が8日に明らかにしたところによると、芝麻信用は公共自転車レンタルサービスを展開する永安公共自行車と提携し、個人信用スコアに基づく自転車のレンタルサービスを打ち出した。北京、安徽、江蘇、広西、河南、吉林、山東などの省市の一部地域ではすでにサービスの提供が始まっている。芝麻信用の信用スコアが600ポイント以上の北京市民は、デポジットなしで自転車がレンタルできるほか、30分以内なら無料で使用できる。
公共自転車のレンタルでは、これまでカードの手続きが必要だったが、今回の提携により、携帯電話で2次元コードをスキャンするだけで気軽に自転車をレンタル・返却できるようになった。レンタル料金は決済サービス・支付宝(アリペイ)を通じて自動的に引き落とされる。永安公共自行車の担当者によると、スマートフォンで支付宝を立ち上げ、「芝麻信用」を開き、「信用生活」をタッチすると「永安公共自行車」が表示される。「サービスウィンドウ」をタッチ、「デポジットなしでレンタル」を選べば、携帯番号を登録するだけで、カード手続き不要でレンタルができるようになる。
芝麻信用の責任者は、「信用は今や、生活の隅々にまで浸透している。スキャンによる自転車レンタルを通じて、『信用+生活』の便利なサービスが市民に届けられ、信用力の高い市民により良い信用体験が提供される」と述べる。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年9月9日