離婚したものの、江利さんの墓は高倉さんの家から歩いて約7分の場所にあり、高倉さんは命日になると、毎年墓参りを欠かさず、花を手向け、本名を記した線香を贈っていた。墓地のスタッフによると、晩年の高倉さんは、命日近くになると、早朝や日が暮れてから、墓地の入り口からそっと手を合わせ続けていたという。
江利さんの本名は久保智惠美で、墓には「久保」と刻まれている。墓地の真ん中に、女性の立像が大理石で形造られており、像の前には江利さんの歌手デビュー曲「テネシーワルツ」の楽譜が刻まれた碑がある。この像はちょうど高倉さんの家の方向を向いている。
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