中国の地区別ネット速度ランキング トップは上海
中国最大のCDN(コンテンツ配信ネットワーク)プロバイダ・藍シン(ChinaCache)は9日、今年第2四半期の全国インターネットデータ報告書を発表した。それによると、北京地区の実際のネット通信速度は平均3.61Mbpsに達し、全国ランキングで第1四半期の8位から3位へと、順位を大きく上げた。京華時報が伝えた。
報告書によると、今年第2四半期、全国のネット通信速度は引き続き向上した。全国の平均値は第1四半期の2.94Mbpsから3.29Mbpsに上昇し、伸び率は11.9%に達した。
国内の各省(区・市)でトップとなったのは前回に引き続き上海で、平均速度は5.1Mbpsと、唯一5Mbpsを超えた地区となった。北京の平均速度は前四半期の3.03Mbpsから3.61Mbpsと大幅にアップし、全国平均を大きく上回った。また、伸び率は19.1%で、上海の伸び率(18.1%)を上回った。
藍シンの傅亮副総裁は「第2四半期に北京のネット速度が大幅にアップしたのは、北京のブロードバンドキャリアが近頃実施している光ファイバー敷設工事のため。広範囲でブロードバンドのスピードアップが行われ、大きな効果が得られた」と語る。
北京電信を例にとると、現時点で北京電信の一般ブロードバンドユーザーは全て4Mbps以上のブロードバンドを利用しているほか、60%以上の住宅地が100Mbps対応の光ファイバー導入工事を終えている。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年7月10日