中国初のスマート高速列車 開発に成功
【中日対訳】 第12次五カ年計画国家科学技術支援計画プロジェクト「スマート高速列車システム中核技術研究および試作品の開発」が重大な進展を実現した。中国初のスマート高速列車の試作品が6月25日、南車青島四方機車車両股フェン有限公司で竣工し、ラインオフした。人民日報が伝えた。
中国南車四方股フェン有限公司の呉冬華副チーフエンジニアは、「スマート高速列車は当社が自主開発したCRH380A型高速列車の技術プラットフォーム、情報化列車状態感知および動的デジタル化運行環境をベースにし、モノのインターネット技術・センサーネットワーク技術を初めて大型交通輸送設備に応用し、モノのインターネット・センサーネットワーク・列車制御ネットワーク・車載伝送ネットワークを融合させ、自主検査・自主診断・自主決定能力を持つスマート高速列車を形成した」と説明した。
スマート高速列車は2年半にわたる技術的難関の攻略を経て、開発に成功した。中国南車四方股フェン有限公司の梁建英副総経理は、スマート高速列車の開発の目的を次のようにまとめた。(1)複雑で変化の激しい運行環境下で、大規模な高速列車の安全運行の維持を実現する。(2)リアルタイムで列車の技術的な状態変化を把握し、列車の使用効率とメンテナンス効率を引き上げる。(3)サービス品質を改善し、乗客に情報・Wi-Fi・電子チケットなどの現代化情報サービスを提供する。
中国南車四方股フェン有限公司の高速列車および都市間列車の開発・製造は、業界トップ水準に達している。上述したスマート高速列車は近日中に北京鉄道科学研究院に送られ、一連の試験を実施する予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年6月27日