中国産ストリートビュー、初の一般開放
中国国家測量地理情報局は30日、中国測量イノベーション基地で、中国の地図サービスサイト「天地図」が立得空間情報技術股フェン有限公司と提携し、北京・上海・広州・深セン・香港・マカオなどの100都市をカバーするストリートビューサイト「我秀中国」を開設すると発表した。同地図の精度は約10センチメートルに達し、道路を行き交う車両のナンバーまでがはっきりと見て取れる。これは中国の移動測量技術、およびクラウドコンピューティングに基づく大規模共同生産・データ発表技術の画期的な進展であり、中国地理情報サービスがストリートビューの時代を迎え、世界トップ水準に達したことを示す。光明日報が伝えた。
中国の撮影測量・リモートセンシング学者、中国社会科学院・中国工程院院士の李徳仁氏によると、「我秀中国」は一般的なストリートビューと異なり、1台当たり数百万元の専門的な移動測量システムを使用し作成されており、グーグルを上回る正確性を誇る。そのデータの成果には、「高画質360度パノラマ映像」、「立体画像の組み合わせによる測量可能な映像」、「精度数センチの3D座標データ(勾配とカーブの半径を含む)」、「情報スポット」などが含まれる。各種規格のストリートビューは、総容量が200TBを上回り、大容量・クラウドコンピューティングなどのハイテク技術を集約した。人々の現在地特定サービスなどの需要を満たすと同時に、政府・企業の専門分野の需要を満たし、中国の都市管理・緊急対策・公安・交通・観光などの政府部門にストリートビューサービスを提供する。中国でストリートビューが幅広く一般人に開放されるのは今回が初めて。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月31日