2013年5月21日    ホームページに設定人民網モバイルニュース配信メールマガジン登録I-mode登録中国語版日本版
人民網日本株式会社事業案内  更新時間:10:32 May 21 2013

チョモランマ調査隊 142メートルの氷床コアを掘削

ドンロンブ氷河の野外キャンプ、掘削したばかりの氷床コアに印をつけ、包装する調査隊。

 中国科学院が20日に明らかにした情報によると、中国人科学者がこのほど、標高6500メートルのチョモランマ峰のドンロンブ氷河から、氷床コアを3本(計300メートル)掘削した。そのうちの1本は長さが142メートルに達し、チョモランマで掘削された氷床コアの中で最長を記録した。人民日報が伝えた。

 最長の氷床コアを掘削したチョモランマ氷河調査隊は、調査任務を終えてラサに帰還した。

 科学者は今後、ラサと蘭州で掘削した氷床コアの処理とサンプリングを実施する。さらに北京・蘭州の実験室で、氷床コアのサンプリングに含まれる水素・酸素安定同位体、炭素同位体、重金属(水銀など)およびその他の化学成分・有機汚染物の検査を行い、一部のサンプルをさらに海外の実験室に送る。研究は1−2年に渡り継続される。

 情報によると、今回のチョモランマ調査は今年4月上旬にスタートし、1カ月余りに渡り実施された。

 中国は1959年に氷河を含むチョモランマの総合調査を開始したが、2002年以降は氷床コアを掘削していなかった。この10年間で、地球温暖化が深刻化したのみならず、一部地域(南アジアなど)で大気汚染物質の排出量が増加を続けている。気候・環境変化の天然の記録保存館である氷床コアから、データを獲得することが急務となっている。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年5月21日

印刷版|コピー|お気に入りに登録
  • 分かち合うへrenren.com
  • 分かち合うへt.qq.com
みんなの感想

名前

コメントを書く コメント数:0

   

最新コメント
  週間アクセスランキング
  評 論
  中国メディアが見る日本 
  おすすめ特集

地方情報

北京|天津|上海|重慶|吉林|遼寧|河北|山西|山東|河南|江蘇|浙江|安徽|福建|江西|湖北|湖南|広東|広西|海南|四川|貴州|雲南|西蔵|青海|陝西|甘粛|寧夏|新疆|香港|澳門|台湾|黒竜江|内蒙古