神舟10号の女性宇宙飛行士 王亜平さんが最有力候補に
中国有人宇宙プロジェクトのチーフエンジニアの周建平委員は、5日に開かれた全国政治協商会議科学技術界組別討論会の合間、宇宙飛行士の人選に関する記者の質問に対して、「今回の選考に参加するのは王亜平さんだけだ。彼女は選考訓練に唯一参加した女性宇宙飛行士だ」と明言した。科技日報が伝えた。
周委員は2日前にメディアに対して、「有人宇宙船・神舟10号には女性宇宙飛行士も搭乗し、男性2人・女性1人の組み合わせを維持する」と表明した。
神舟9号の昨年の打ち上げ前、王さんは劉洋さんと共に、女性宇宙飛行士の最有力候補と目されていた。王さんは山東省煙台市で1978年4月に生まれ、中国女性宇宙飛行士の第7期生となった。
周委員は5日、記者に対して、「3人の宇宙飛行士は現在も訓練・選考を行なっている。どの訓練にも明確な順序とスケジュールが存在する。この長期間の訓練により、良好な状態に達しているはずだ」と述べた。
周委員はまた、「宇宙飛行士の選考には一連の流れがあり、各方面の素養と能力を総合的に評価する。検討される指標には、身体的な素養、心理的な素養、操作能力、科学試験能力が含まれる」と話した。
周氏は先日、メディアのインタビューに応じた際、「3人の宇宙飛行士は15日をかけ今回のドッキングを行う。3人はドッキングした試験宇宙船・天宮1号と神舟10号の中で、12日にわたり作業を行い、生活を送る。神舟9号に搭乗した3人の宇宙飛行士は、神舟10号の任務に参加しない」と表明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年3月6日