格桑德吉さんは西蔵(チベット)自治区・墨脱(メトク)県幇辛郷小学校の女性教師。2000年、格桑德吉さんは河北師範大学を卒業後、同級生のように大都市での就職を選ぼうとは思わず、西蔵に毅然と帰郷した。ヤルツァンポ江のほとり、ヒマラヤ山脈の麓に住むメンパ族児童の学習のため、格桑德吉さんは拉薩(ラサ)での仕事を辞め、自ら山あいの小学校教壇に立つことを申し出た。
13年間で、格桑德吉さんの努力が実った。メンパ族児童は当初30%が未就学だったが、現在では入学率は95%に上る。教え子のうち6人が4年制大学に、20数人が2-3年制大学、中等専門学校に合格した。しかし彼女自身の長女は拉薩に留まり、1年に1回しか会えない。村民は親しみを込めて彼女をメンパ族の「夢を護る人」と呼んでいる。(編集HT)
「人民網日本語版」2014年2月19日